全国高校総体(インターハイ)は7日、新たに空手が始まり、計8競技が5府県で行われた。香川県勢では、ソフトテニス男子団体で尽誠学園が準優勝した。
決勝で見せた粘り
6日に行われたソフトテニス男子個人決勝で、伊藤陽聖(3年)・木原祐翔(2年)ペア(尽誠学園)は、あっという間に3ゲームを失い、あと1ゲームにまで追い詰められながらも、尽きない闘志をむき出しにして意地で1ゲームをもぎ取った。だが、激闘の疲労や暑さもあり、気力で一矢報いるのがやっとだった。
「相手が強かった。疲労とかは関係ない」。伊藤選手は潔く負けを認めたが、観衆は大きな拍手でたたえた。
絆を深めたペア
木原選手とは昨年春にペアを組み、昨夏の総体では準決勝まで進んだが、木原選手に熱中症の症状が見られ棄権。それから木原選手は30分のランニングを欠かさず取り組み、悔しさを練習にぶつけてきた。
前衛の伊藤選手は「ここぞという時を見極めて打ち込む」とし、後衛の木原選手の運動量が増える中で「走れ」「粘れ」「がんばれ」と鼓舞。「きつい時に粘れると強くなれる」と信じ、ペアの絆を深めてきた。
準々決勝の危機も乗り越え
炎天下、準々決勝、準決勝ともファイナルゲームまでもつれ、薄氷の勝利で決勝へ進んだ。あと1本失えば敗退という準々決勝の危機も、積み上げてきたものが支えとなって乗り切れた。
「組んだ時からずっと声をかけ続けてくれた。伊藤さんのように『俺に任せろ』とペアに言えるぐらい自信をつけて戻ってきたい」と木原選手。テニスにも後輩にも誠実を尽くした先輩の思いは確かに受け継がれた。



