サッカーW杯北中米大会に臨むイラン代表のアミル・ガレノエイ監督は20日、チームに対する米国への渡航制限がグループステージ第3戦でようやく緩和されることを告げられたと明かした。しかし指揮官は、これまでの待遇がピッチ上でのパフォーマンスを損なっているとして批判を繰り広げた。
イラン代表の移動制限の実態
イラン代表は、自国が大会共催国の米国と依然として戦争状態にある中でW杯を迎えており、すべての試合を米国内で戦うものの、拠点はメキシコに置いている。そのため、頻繁に国境越えを伴う移動を余儀なくされている上に、米当局は各試合後にチームが国内に数時間しか滞在することを許可していない。また、その制限は直前になって頻繁に変更されてきている。
イランは21日にロサンゼルスでベルギーと対戦し、26日にはシアトルでのエジプト戦が控えている。
指揮官の批判と遅すぎる緩和
ガレノエイ監督は、最終戦に向けてチームにはより柔軟な対応が認められると告げられたと語ったが、すぐに「最初の2試合でも同じ待遇を受けることこそが『正義』だったはずだ」と付け加えた。
「シアトルでは、好きなようにしていい、望むように行動していい、もっと早く来てもいいと言われた」とガレノエイ監督は述べたが、その情報が具体的に誰からもたらされたのかは明らかにしていない。
「私が知っているのは、最後の試合については、移動計画に関して自分たちで決定を下すことが許可されたということだけ」「だが、残念なことに、最初の2試合に関しては、移動の手配もそのタイミングも、自分たちではない他の誰かによって決められていた」
ベルギー戦直前の混乱
その中でガレノエイ監督は、ベルギー戦に向けてチームに課された制限はさらに過酷なものだったと述べた。指揮官によると、19日の午後早い時間に国際サッカー連盟(FIFA)から「その日のうちに移動できるかもしれない」と告げられていたにもかかわらず、チームが米国に到着したのはベルギー戦キックオフまで24時間を切った20日だった。
「われわれは午後7時まで待ったが何も起こらず、彼らは『申し訳ない、手配ができなかった』と言った」と述べたガレノエイ監督は、チームが通常のトレーニングセッションの半分しか消化できなかったと訴えた。
グループGの状況と今後の展望
イランの入ったグループGは全チームが勝ち点1で並んでおり、その中の上位2チームが32強入りを確約される。また、各グループの3位チームの上位国も同様に決勝トーナメントに駒を進めることができる。



