全国高校総体(インターハイ)は10日、ボクシングミドル級で松江西の兵主瑠聖選手が優勝し、3月の全国高校選抜に続く2冠を達成した。最終ラウンド残り10秒で相手と互いに笑みがこぼれる場面があった。
攻め続けた決勝、判定勝ちで頂点
6日間のボクシング競技を締めくくるミドル級の決勝。攻め続け、最終の第3ラウンド、残り10秒で相手と互いに笑みがこぼれた。「楽しかったから、自然に」。高校で3度目の顔合わせ。これまで1勝1敗だったサウスポーに対し、左のフックが効き、判定勝ちで頂点に立った。
けがを乗り越え、目標を達成
5歳の時、地元松江市のジムで始めたボクシング。「しんどいし、眠たいし」。何度辞めようと思ったかわからない。7月初めには体育の授業でバレーボール中に右足首をくじき、1週間は松葉づえ。違和感は続いたが、「大会が終わるまでは我慢」と総体に集中した。3月の全国高校選抜に続く2冠の目標を遂げ、リング上で人さし指を高く掲げた。
入江聖奈さんからのメッセージ
試合中の強気な表情とは裏腹に、「人見知りで緊張するタイプ」。「優勝おめでとう。本当にめちゃくちゃすごい!!」というメッセージをジムの会長からスマートフォンで見せられると、相好を崩した。ジムのつながりで共に練習したことのある東京五輪女子フェザー級金メダリストの入江聖奈さんからだった。
大学に進み、ボクシングを続ける。「国際大会に出場し、しっかり結果を残せる選手になりたい」。いつか、入江さんみたいに。



