平本丈、ジョリーにKO勝利で兄・蓮へエール「次はアニキの番」
平本丈、ジョリーにKO勝利で兄・蓮へエール「次はアニキの番」

『RIZIN.54』(11日/TOYOTA ARENA TOKYO)の第3試合でジョリーに1ラウンドKO勝利した平本丈が、試合を振り返り、9月10日の『超RIZIN.5 浪速の超復活祭り』で復帰する兄の平本蓮にエールを送った。

「最高です!」1ラウンドKOに満足感

勝利の率直な感想を聞かれると「最高です!」と即答。対戦相手のジョリーについては「1ラウンドの最初の方しかやっていないので全部はわからないですが、いい選手ではないかなと思っています」と語った。

決まり手となった左のパンチは、解説の高坂剛さんが絶賛。平本は「もともと練習していた技ではあるのですが、最近は狙わずに無意識の中で当てる練習をずっとしていて、それが試合中にバッチリはまった感じだったので良かったです」と明かした。

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マイクでアピールしたヒロヤ戦への意欲

試合後のマイクではヒロヤ選手との対戦をアピール。「今回いい勝ち方をしたので、(対戦相手の)勝敗に関係なく、自分は元々やりたいと思っていました。しっかり当たれば倒せる自信があります」と語った。

作戦については「どんな展開にもなると想定していましたが、思ったより集中できていて、初めてこれほど相手の動きが見えるなというくらい鮮明に見えました。だからこそ、あのフックも自然と出たと思います」と振り返る。早めのフィニッシュは「全くないです。チームや兄とも『急がないように』と話していましたし、3ラウンド通して殴り続けるイメージで作ってきました。それが1ラウンドにピタッとはまった感じです」と話した。

打撃でのKOは初めて「新しい感覚」

打撃でのKO勝利は今回が初めてだそうで「一本勝ちや判定勝ちとは違って、すごい新しい感覚です」とコメント。次戦については「今年あと1回はやりたいと思っていますし、次もしっかり勝ちます」と意気込みを見せた。

ヒロヤ戦が実現した場合、同じチームの篠塚辰樹もリベンジを狙っていたが、序列が変わるのではとの質問には「そういうのは関係なく、もともとヒロヤ選手と戦いたかったし、去年のフライ級トーナメントに出たような選手たちとやり合っていかないと、チャンピオンベルトには手が届かないと思っています。そういう選手としっかり戦って、競り合えるように頑張りたいです」と答えた。去年敗れている冨澤大智選手との再戦も「しっかり考えています」と明かした。

試合前の微調整が好結果に

打撃のプレッシャーがどっしりしていたことについては「試合前のアップの時に、先生から『動きが小さくなりすぎるな』と指摘され、裏で微調整ができました。それが試合中の動きに出たので、今回すごく良かった点だと思います」と説明。2連勝については「成長は感じていますが、まだ足りない部分も多いです。上を目指すなら『こんなんじゃダメだ』と思っているので、次はもっと強くなる自信があります」と語った。

兄の蓮選手や岩崎先生からは「打撃に偏りすぎず、バランスが大事」という話もあったという。打撃で勝ったことで、より打撃を極めたいとの思いは「自分の強みは打撃だけではないと思っています。兄には兄の見せ方がありますが、自分は寝ても立っても倒せる『オールラウンダー』を目指しています。何でも完璧にできるファイターになりたいので、満遍なくやっていきたいです」と語った。

BreakingDown勢への思いと兄へのエール

今回の対戦はジム同士の煽り合いのような形にもなったが「相手ジム(FIGHTER'S FLOW)の選手と戦うのは4回目くらいだったので自然とそうなりましたが(笑)、ジムがどこかは関係なく、結局は自分次第だと思って戦いました」と振り返る。

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BreakingDown出身のジョリーを止めたことについては「戦う選手にはリスペクトを持っていますし、僕は冨澤選手に負けているので、大きなことを言える立場ではありません。ただ、ジョリー選手もこの舞台のために作ってきたはずなので、リスペクトを持ってぶっ飛ばしに行こうと思っていました。憎しみなどはなく、自分のステップアップのための冷静な一戦でした」と語った。

BreakingDown勢へのメッセージは「ジョリー選手を倒したので(BreakingDown勢との対戦は)もういいかなと。やるとしたら負けている冨澤選手くらいです。門番で終わるつもりはないので、ベルトを目指して頑張ります」と力強く宣言した。

試合後、リングサイドにいた兄や篠塚選手からは「興奮していてあまり覚えていませんが、『やったな!』という感じでした。兄は僕が苦労している姿も見てきたと思うので、自分のことのように喜んでくれました」と語る。

9月に試合を控える兄・蓮選手へ向けて「『次はお前だよ』と。待たせていたファンの皆さんにいい試合を見せてほしいです。僕は兄の背中を追いかけて格闘技を始め、RIZINを目指してきました。絶対にやってくれるので、期待していてください」とエールを送った。