第29回俳句甲子園全国大会が22日、松山市の大街道商店街で開幕した。開成B(東京)と海城A(同)、横浜翠嵐(神奈川)、名古屋A(愛知)の4チームが予選を突破。敗者復活戦を勝ち上がった2チームを加えた計6チームが23日、市総合コミュニティセンターでの決勝リーグに臨む。
指定された夏の季語で句を発表
開会式では全国の27校32チームがプラカードを持って整列。商店街に八つの会場が設けられ、1チーム5人で「網戸」や「蝙蝠(こうもり)」など指定された夏の季語を入れた句を発表した。1句につき3分の質疑応答では、披露した互いの句について意見や質問を出し合った。
松山東が句の情景を説明
松山東は「祈りだろうか網窓を少し開け」と詠んだ。下館第一(茨城)から「『網窓を少し開け』と『祈りだろうか』を逆にする方が『祈り』という言葉の強さがより見える」と問いかけられ、「語順を変えると、どうしても分かりやすい感じになる。主体の感情が優先される感覚が『祈りだろうか』という部分にあると思う」と返した。生徒が句に込めた思いや情景を的確に説明すると、観客からは拍手が送られた。
松山東3年の中津陽希さん(17)は大会への出場は2回目だといい、「(句の情景について)悔いがないくらい話すことができた。俳句甲子園は全国から来たいろんな高校生の句を鑑賞し、語り合えるところに良さがあると思う」と話した。
歴代最優秀句の展示も
俳句甲子園全国大会の開幕に合わせ、歴代の最優秀句28点が松山市二番町の愚陀佛庵(ぐだぶつあん)で展示されている。無料で24日まで。大会を盛り上げるとともに、7月24日に再建オープンした愚陀佛庵をPRするのが狙い。展示では、第1回の「秋立ちて加藤登紀子が愛歌う」(松山中央)から第28回の「天に地に 鶺鴒(せきれい)の尾の触れずあり」(学習院女子)までの最優秀句をパネルで紹介している。



