DMMがベルギーのサッカークラブSTVVで築いたリーグ最高水準の黒字経営、日本企業200社が支援
DMMがベルギーのサッカークラブSTVVで築いた黒字経営

STVVがリーグ最高水準の黒字経営を達成

DMMが経営するベルギー1部リーグのシント=トロイデンVV(STVV)は、コロナ禍を乗り越え、2022-23シーズンに黒字化を達成した。さらに2024-25シーズンには債務超過も解消し、リーグ最高水準の経営安定を実現している。この成功の背景には、日本企業約200社のスポンサー支援と、日本式経営の導入がある。

コロナ禍での決断が信頼を生む

2020年に新型コロナウイルス感染症が流行した際、ベルギー政府は国民の給与の70%を補償する措置を取った。しかしSTVVでは、残りの30%をクラブが負担する選択をした。CEOの立石敬之氏は「コロナ禍で収益が落ちている中、どのくらい続くかがわからなかったので不安もありましたが、スタッフに安心して働いてもらうためには必要な措置だと判断しました」と語る。この決断が現地スタッフやサポーターからの信頼につながり、徐々に絆が生まれていった。

黒字化と債務超過解消

2022-23シーズンに黒字化を達成し、2024-25シーズンには債務超過も解消。経営体制が整った。しかし、ピッチ上では2部降格の危機に直面。2024-25シーズン最終節で1部残留が決まり、立石氏とDMM執行役員の緒方氏は現地スタジアムで安堵した。立石氏は「1部残留が決まった時の安堵と喜びは、今シーズンのヨーロッパリーグ予選プレーオフ出場権を得た時以上に大きかったです」と振り返る。

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地元メディアからの批判と日本企業の支援

2024年9月、STVVとKVコルトレイクの試合では両チーム合わせて9人の日本人選手がピッチに立ち、ベルギーメディア『HUMO』から「日本人選手が多くいると我々のサッカーではなくなる。面白くない」「ベルギーにこれほど多くの日本人がいても誰も得をしない」と批判された。こうした批判を受けつつも、STVVの経営成果に注目した日本企業がスポンサーとして参画。現在約200社が支援し、経営の安定を支えている。

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