DMM、ベルギーサッカークラブSTVVで黒字経営達成、日本企業200社が支援
DMM、ベルギーSTVVで黒字経営、日本企業200社支援

ベルギー1部リーグのシント=トロイデンVV(STVV)が、DMMグループの運営下でリーグ最高水準の黒字経営を達成し、日本企業約200社の支援を受ける体制を築いた。2025年7月にはジャパネットホールディングスが株式19.9%を取得し、第2位株主となるなど、オールジャパンの輪が広がっている。

3期連続黒字で債務超過解消

STVVは2017年にDMMグループが買収して以来、経営再建に取り組んできた。2024年シーズンには3期連続の黒字化を達成し、債務超過も解消。リーグ内で最高水準の財務健全性を実現した。CEOの立石敬之氏は「プレーオフ1進出は大きな目標だった」と語り、競技面でも成果を挙げている。

地元選手育成と日本人選手の融合

立石氏は、日本人選手の獲得と並行して地元出身選手の育成にも注力してきたと説明する。「外国籍選手ばかり獲得してきたため、地元サポーターの心をつかみきれていないと感じていました。ハスペンゴウ(シント=トロイデン周辺地域)の選手をしっかりと育て、地元選手が常に4~5人ピッチに立っている状態を目指したことで、地元のサポーターとの一体感も生まれています」と述べた。この戦略により、STVVは日本代表にも多くの選手を輩出している。

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ジャパネットHDが出資、マルチオーナーシップへ

2025年7月、ジャパネットホールディングスはSTVVの株式19.9%を取得し、第2位株主となった。DMMグループの緒方氏は、その経緯を次のように語る。「当初、ジャパネットの高田旭人さんからは『STVVを買収したい』という申し出がありました。DMMグループとしては主体的な意思決定をしていきたいと考えているため、売却はお断りしましたが、高田さんはSTVVの8年間の取り組みを非常に高く評価してくださいました。同社はJ1に昇格したV・ファーレン長崎のオーナーでもあり、複数のクラブを経営するマルチオーナーシップにも高い関心をお持ちでした。そこで、資本提携をする形で着地しました」。

新たな収益源と日本企業の参画

この提携により、BSでのSTVV全試合の放映や、長崎スタジアムシティを活用したスポンサー向けイベントの開催など、新たな試みが生まれている。STVVは現在、約200社の日本企業がスポンサーとして参画し、オールジャパン体制で運営されている。今後は「日本人指導者の世界進出」も視野に入れ、さらなる成長を目指す。

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