第20回アジア競技大会が19日に開幕し、名古屋市の瑞穂公園陸上競技場(パロマ瑞穂スタジアム)で開会式が行われた。4年に1度開かれるこの大会は、日本での夏季大会の開催が1958年の東京、1994年の広島以来、32年ぶり3回目となる。
過去最大級の参加規模
今大会のスローガンは「IMAGINE ONE ASIA ここで、ひとつに。」。参加は中国や北朝鮮、イランなど45の国・地域と難民選手団で、選手・役員らは計1万5千人超と過去最大級となった。
競技は愛知県内を中心に、東京、静岡、岐阜、大阪の計54会場で43競技が行われる。カバディやセパタクローなどアジアならではの競技やeスポーツも実施される。先行して10日からバスケットボール男子など競技が始まっており、閉会式は10月4日夜に同競技場で行われる予定だ。
開会式と聖火リレー
開会式に先立ち、19日午前には航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が愛知県上空を展示飛行した。午後6時から始まった開会式には、天皇、皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻も出席した。式典の総監督は名古屋市出身の映画監督、堤幸彦氏が務めた。
聖火台にともされる火は、8月に東京・MUFGスタジアム(国立競技場)と広島市の平和記念公園、名古屋城でそれぞれ採り、一つに合わせたもの。その後、愛知県内の40の自治体を巡り、1千人の走者によってトーチでつながれてきた。
持続可能な大会運営と経費増加
愛知・名古屋アジア大会は2016年に開催が決まった。大会経費を抑えるため、愛知県や名古屋市などでつくる大会組織委員会は「持続可能な大会運営」をめざし、競技会場は既存施設を活用したり、仮設で対応したりした。
一方、アジア・オリンピック評議会(OCA)の要請でクリケットなどが追加され、競技が増えた。物価高などで大会経費は増加し、昨年12月時点での見込みで、10年前の開催決定時の3倍以上となる約3700億円(アジアパラ大会を含む)に膨らんでいる。



