第20回アジア競技大会は19日、天皇陛下の開会宣言により開幕した。愛知県と名古屋市を中心に開催される今大会は、五輪を上回る人数の選手が参加する総合競技大会だが、準備段階から多くの混乱に見舞われている。
開会式の様子
会場となった収容人数約3万人の瑞穂公園陸上競技場は空席が目立ったものの、詰めかけた観客はハート型のステージで繰り広げられた華やかな開会式を見守った。
天皇、皇后両陛下は、国際オリンピック委員会(IOC)のカースティ・コベントリー会長と共に着席された際、温かい拍手で迎えられた。
大会日程と参加規模
大会は10月4日まで開催され、全40以上の競技でアジアトップクラスのアスリートがしのぎを削る。
しかし、1万1000人を超える選手と6000人の役員らを受け入れる体制を巡っては、主催者の対応が限界に達するなど、さまざまな問題が影を落としている。
宿泊・天候・運営上の課題
今大会では費用削減のため伝統的な選手村が設けられず、ホテル、コンテナ宿舎、クルーズ船「コスタ・セレーナ」に選手らを分散して宿泊させている。
前々週には記録的豪雨により名古屋市の一部が冠水したほか、現在は台風が東日本に接近しており、今後の日程へのさらなる影響が懸念されている。
このほか、配車トラブルにより空港で足止めされた選手が出たほか、コンテナ宿舎については「ベッドが短すぎる」といった不満が複数のチームから上がっている。
さらに18日には、ホッケー男子の韓国代表戦の前に北朝鮮の国歌が誤って流される事態も起きた。



