全国高校総体(インターハイ)は12日、計4競技が滋賀、奈良両県で行われた。フェンシングでは11日に行われた女子サーブルで、大垣南(岐阜)の三宅そな選手が準優勝した。
8点差からの逆転劇
準決勝で一時は8ポイント差をつけられた。予選で痛めた右脚の痛みも限界に近づいていた。くじけそうになったが、「負けるなら、最後まで攻める」と腹をくくった。心がふっと軽くなり、4連続で得点を重ねるなど、じりじり詰め寄った。あと1ポイント取られると負けるところまで追い込まれたが、2連続でポイントを奪って逆転。勝利をつかむと「しゃあ!」と何度も叫んだ。
競技との出会いと成長
フェンシングを始めたのは中学1年の頃。たまたま参加した体験会で足さばきの良さを見抜かれてクラブチームに勧誘された。先輩の教えを受けてめきめきと上達した。全国大会ベスト8などの実績を残し、大垣南に進んだ。
昨年の総体は目標のベスト8を果たしたが、優勝が視野に入った準々決勝で持ち味のフットワークを封じられて敗戦。達成感より悔しさが募った。その後は練習に明け暮れ、攻撃のバリエーションを増やすなどレベルアップに努めてきた。
怪我との闘いと決勝
優勝を目指した今年は、予選の試合中に体勢が悪いまま着地し、過去に患った右内ももの肉離れが再発した。「インターハイは今年が最後」と気力を振り絞り、痛みをこらえてピストに立った。
決勝は序盤からリードを許す苦しい展開に。果敢に攻めるも及ばず、準優勝となった。目標には届かなかったが、「去年までの自分だったら諦めていたかもしれない。今年はやり切れた」と納得の表情。大学でさらなる高みを目指すことを誓った。(田中総悟)



