阪神・今朝丸投手の活躍が母校後輩に刺激、関メディ学院の育成哲学
阪神・今朝丸投手の活躍が後輩に刺激、関メディ学院の育成哲学

プロ野球・阪神タイガースの今朝丸裕喜投手(20)が7月15日の中日ドラゴンズ戦でプロ初先発を果たした。今朝丸投手は神戸市東灘区出身で、中学時代に所属したクラブチーム「関メディベースボール学院」で基礎を培った。同学院の後輩たちは、先輩の活躍を励みに日々練習に励んでいる。

プロ初先発までの道のり

今朝丸投手は7月3日の広島東洋カープ戦で救援として一軍デビューし、3回無失点の好投を披露。そして15日の中日戦でプロ初先発のマウンドに立った。今朝丸投手は2024年のドラフトで阪神から2位指名を受け、報徳学園高(西宮市)を経てプロ入りした。

関メディベースボール学院の育成システム

同学院は元プロ野球選手の井戸伸年総監督(49)が率いる。中等部(硬式)は2014年に設立され、今朝丸投手は7期生にあたる。中等部出身者として初めてプロ一軍登録を果たした。現在は県内外から1~3年生計183人が在籍し、神戸市東灘区の室内練習場「関メディベースボールラボ」で練習している。

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同学院の特徴は充実したコーチ陣にある。コーチ35人、トレーナーら14人が指導に当たり、投手コーチには阪急・オリックスで通算165勝の佐藤義則氏や阪神で活躍した福間納氏が名を連ねる。佐藤氏はダルビッシュ有投手や田中将大投手を育てた名伯楽として知られる。井戸総監督は「中学生にここまで投資しているチームは、日本でここしかないと思う」と語る。

後輩たちへの波及効果

今朝丸投手の成功は後輩たちに大きな影響を与えている。2025年には2期生の島原大河捕手(24)が楽天イーグルスから育成ドラフト5位で指名された。昨夏の全国高校野球選手権大会にはOB7人が出場した。今朝丸投手はプロ入り後も練習の合間に顔を出し、後輩の質問に答えることもあるという。

西宮市の中学2年・山下瑛大君(13)は「写真で見るよりも体が大きく憧れの先輩」と目を輝かせる。大阪府豊中市の中学2年・山口新泰君(14)は「一軍に上がった先輩に少しでも近づき、追い越せるように頑張りたい」と意気込む。

座学と実践の融合

平日の練習では、各プレーに関する約1時間の座学の後に打撃や走塁、守備練習を行う。井戸総監督は「頭でしっかり理解した上で、体で表現しようというスタイルを大切にしている」と話す。また、プロ出身者として「プロ野球はファンがいてこそ成り立つ興行」と捉え、中等部の試合でも大学のブラスバンドやチアリーダーの応援を入れ、選手に観客席を意識させる。「今朝丸投手もこの環境で育った。見られている環境でプレーしてこそ、野球が育つ」と力を込める。

入部案内

中等部の月謝は3万3000円で、同額の入部金なども必要。問い合わせは同学院(0798-41-7055)まで。

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