将棋の第84期名人戦七番勝負第5局が15日、大阪市の関西将棋会館で行われ、名人の藤井聡太(23)が挑戦者の永瀬拓矢九段(33)に勝ち、対戦成績を4勝1敗として名人位を防衛した。藤井はこれで通算5期目の名人位獲得となり、史上最年少で永世名人の資格を手にした。
史上最年少での永世名人資格
永世名人は名人位を通算5期以上獲得した棋士に与えられる称号で、藤井は23歳での達成となった。これまでの最年少記録は、第16期名人の木村義雄十四世名人の34歳だった。
藤井は「ここまで来られたのは、対局を重ねてこられたから。永世名人の資格は、これまでの努力が報われた形でうれしい」とコメントした。
第5局の内容
第5局は、藤井の先手で進行。終盤まで一進一退の攻防が続いたが、藤井が正確な指し回しでリードを広げ、永瀬を破った。対戦成績は藤井の4勝1敗となり、シリーズを制した。
藤井はこれでタイトル獲得を通算24期とした。今期の名人戦は、藤井にとって厳しい戦いが続いたが、持ち前の粘り強さで防衛に成功した。
今後の展望
藤井は次期も名人戦に臨むことになる。永世名人の資格を得たことで、今後のタイトル戦への意欲もさらに高まっている。関係者からは「彼の実力なら、さらなる記録更新も期待できる」との声が上がっている。
次期名人戦は来年春に開幕する予定で、藤井の連覇がかかる一戦となる。



