コスモス国際賞にダンバー名誉教授 「ダンバー数」提唱の人類学者
コスモス国際賞にダンバー名誉教授 「ダンバー数」提唱

ダンバー名誉教授が第33回コスモス国際賞を受賞

1990年に大阪で開催された国際花と緑の博覧会(花の万博)を記念するコスモス国際賞の第33回受賞者に、人類学・進化心理学者で英オックスフォード大学のロビン・イアン・マクドナルド・ダンバー名誉教授(79)が選ばれた。博覧会記念協会が17日、発表した。

「ダンバー数」の提唱と業績

ダンバー氏は霊長類の研究において、群れのサイズが大きい種ほど脳内の旧皮質に対する大脳新皮質の比率が高いことを明らかにした。さらに、現代人の脳サイズを基に、人間が安定した社会関係を維持できる人数の上限は約150人であるとする「ダンバー数」を提唱した。この理論は、人間の社会的ネットワークの限界を示す指標として広く知られている。

また、生態学的要因と人類の進化との関係を数理モデルで解明し、笑いや言語、祝祭などが社会結束の形成に果たす役割を明らかにした点も高く評価された。

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山極委員長の評価

同賞委員長を務める山極寿一・総合地球環境学研究所長は、ダンバー氏の業績について「類人猿の仲間であるにもかかわらず、なぜ人類が(森林から)サバンナへ進出し、生き延びることができたのかという初期の問いに明確に答えるような、非常に説得力のある理論をつくった」と説明した。

授賞式は10月26日

授賞式は10月26日に大阪で開かれる予定で、ダンバー氏の功績をたたえる。

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