第108回全国高校野球選手権大会第6日の10日、奈良県代表の天理は2回戦で福山(広島)と対戦し、7-2で勝利。夏の甲子園で通算50勝、春夏合わせて80勝に到達した。
先制本塁打で流れを掴む
天理は四回に金本相有選手の先制ソロ本塁打で先手を取ると、五回の無死一、二塁のピンチを無失点で抑え、優位に試合を進めた。伝統の紫色で覆われたアルプススタンドからは、選手を後押しする大声援が送られた。
吹奏楽部の思い
吹奏楽部のキャプテンを務める番場大樹さん(17)は、昨春の選抜大会に続いて2回目の甲子園。76人の部員を率いての演奏に「甲子園で夏に演奏できる機会は1年に1度あるかどうか」と嬉しそうに話した。野球応援の演奏は室内と違って反響が少ないといい、「より遠くに音を届ける意識で演奏するようにしています」と語った。
その言葉通り、先制本塁打やピンチを抑えた後には、ここぞの大音量で選手を後押しした。
スタンドの声援
西田伊作校長は選手の奮闘に「チーム一丸で地道に春から積み重ねた成果だ」と目を細めた。この日のスタンドには生徒や保護者だけでなく、天理ファンも多数詰めかけ、「奈良球児の思いを背負い、勢いをつけてほしい」と力を込めた。



