第108回全国高校野球選手権大会第3日の7日、3年ぶり4度目出場の立正大淞南は、1回戦で長崎日大(長崎)に1―15で敗れた。二回に3点を先行され、六回にも連続長打などでさらに3失点。直後に好機を作って1点を返したが、終盤にも失点を重ねて突き放された。
息子と兄の活躍見守りエール
立正大淞南のスタンド席では、太田嵐主将の父で、太田充監督(53)の弟でもある敦さん(49)が、息子と兄の大舞台での活躍を見守った。
静岡県出身の充監督と敦さんは、ともに高校時代、甲子園を目指して野球に打ち込んだ。2人ともその夢はかなわなかったが、充監督は立正大淞南の指導者となり、2009年夏に甲子園の土を踏んだ。
嵐主将にとって充監督は幼少期から野球を教えてくれる存在だった。中学3年の時、充監督率いるナインが甲子園でプレーする姿に憧れ、地元・静岡から立正大淞南への進学を決めた。
敦さんのエール
敦さんの元には、充監督から「プレーが良くなっても、勝手にアレンジしてすぐダメになってしまう」と厳しい報告もある。「指導が少し厳しすぎないか」と思うこともあるが、島根大会でチームを引っ張る息子を見て成長を実感した。
アルプス席で、黄色いメガホンを力いっぱいたたいてエールを送り続けた敦さん。「2人は太田家の誇り」と語り、「聖地」で躍動する息子の姿を目に焼き付けていた。(矢舗怜央奈)



