履正社の3番を担う小杉悠人は九回2死満塁の好機で2点適時打を放ち、チームに追加点をもたらした。この一打で享栄を突き放し、勝利に大きく貢献した。
終盤まで無安打も、芯で捉える感覚を取り戻す
試合終盤まで安打はゼロだったが、小杉は「次に打席が回ってくれば、いける」という思いで打席に立った。回を重ねるごとにバットの芯でボールを捉えられるようになったと振り返る。
昨秋は代打や守備固めなど試合途中からの出場が多く、打撃が課題だった。朝練のため午前5時半ごろに家を出て、授業後の練習に加えて居残りの自主練を重ねた。「平日5日のうち、3日以上はバッティング。人よりも(多く)練習をやらないことには」と課題克服に尽力し、帰宅は午後11時半ごろになることもあった。
両親の支えと、主戦への思い
そうした日々を続けられたのは、父・泰史さん(53)と母・順子さん(52)のサポートがあったからだという。努力は実を結び、打撃力と勝負強さを身に付けた。
主戦・木村のためにも「あと1、2点を」との思いで九回の打席に臨んだ。甲子園での初安打が勝利の後押しとなった。
努力が報われ、次戦への意気込み
試合を終え、「『努力をすれば結果につながる』と夢見て練習をしてきたことが、報われた」と語った。次の戦いに向けて「自分がクリーンアップの最初として活躍していきたい」と力を込めた。



