第108回全国高校野球選手権大会第7日の11日、2回戦の第2試合で登場した県代表の智弁和歌山は2-1で社(兵庫)を破り、優勝した令和3年以来5年ぶりに初戦を突破した。次戦は15日の第2試合で、強豪・敦賀気比(福井)と対戦する。
主将の先制打で流れをつかむ
智弁和歌山は二回、先頭打者の5番楠本(3年)が三塁打で出塁。指名打者の6番主将・松本(3年)の内野ゴロの間に、楠本が生還し先制点を挙げた。松本は腰の手術を乗り越えた上での出場。父の彰太(39)さんは、息子の体を気にかけつつ「走者が三塁にいる場面で打ってくれてうれしい」と話した。
三回にも1死三塁から井本(2年)の犠飛で1点を加え、チームは勢いづいた。
主戦・和気の好投と守備の固さ
主戦・和気(3年)が六回まで社打線を2安打に抑える好投を見せた。父の英雄さん(51)は「真っすぐ(のボール)が走り始めている。守備を信じて投げ切ってほしい」と話した。七回からは長井(2年)が登板し、七回に1点を奪われた。
八回には右翼手・井本がヒット性の当たりを右飛に抑えた。井本は「同じ2年生(の長井)を『絶対に負けさせない』との思いで捕った」と語った。父の匡城(まさき)さん(51)は「チームを勇気づけるプレー」と活躍をねぎらった。
主将の思い
試合終了後、主将の松本は「(自身の打撃で)先制点が取れたのは良かった。大会を通じ、両親への感謝の気持ちを優勝という結果で恩返しができれば」と語った。



