智弁和歌山・長友悠成、先頭打者三塁打で打線爆発…11得点で5年ぶり4強
智弁和歌山・長友、先頭打者三塁打で打線爆発…11得点で4強

第108回全国高校野球選手権大会は第13日の18日、準々決勝4試合が行われ、智弁和歌山(和歌山)は仙台育英(宮城)に11-3で快勝し、5年ぶりに4強入りを決めた。序盤の大量得点で相手を寄せつけなかった。

長友の一打が猛打の扉を開く

今夏は2桁得点が一度もなく、力を出し切れていなかった智弁和歌山打線が目覚めた。一回、先頭打者・長友悠成の一打が18安打11得点という猛打の扉を開いた。

「一回に1番が打てば、みんなが打てると思える」と高めに浮いた変化球を強振し、痛烈な打球が右翼フェンスを直撃。快足を飛ばして三塁を陥れた。この一打でプレッシャーをかけると、続く打者への5球目が捕逸となり、先制のホームへと戻ってきた。一挙5得点の流れを生む働きに、中谷監督も「長友の一打はチームを勢いづけた」と賛辞を贈った。

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競り勝ってきた自負が自信に

強打のイメージが強い智弁和歌山だが、今夏の和歌山大会でコールド勝ちしたのは5試合中1試合のみ。甲子園でも2回戦は1点差、3回戦も延長タイブレイクにもつれ込んだ。

ただ、好投手を相手に競り勝ってきた自負がある。だからこそ、打撃に対する自信が揺らぐことはなかった。仙台育英の誇る投手陣にも臆せずバットを振った結果が、2桁得点として表れた。

長友は「打撃で主導権を握る『これぞ智弁和歌山』という試合がやっとできた」と胸を張る。伝統の強打が勢いを加速させる。

仙台育英・有本の躍動も実らず

仙台育英は2年生の有本豪琉が攻守に躍動した。3番二塁で先発出場したが、三回の守備から「ほとんど実戦経験がない」という遊撃のポジションに変更。六回一死満塁で冷静に打球を処理して併殺を完成させるなど、堅実な守備を見せた。打撃でも2安打を放ち、チームをもり立てたが、勝利をつかむことはできなかった。「記録に残らないミスも多かった。守備力を上げて戻ってきたい」と誓っていた。

準決勝は20日に行われる予定。

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