兵庫・稲美町の小学校で日傘集団下校、コロナきっかけの対策が暑さ対策に定着
兵庫・稲美町の小学校で日傘集団下校、暑さ対策に定着

兵庫県稲美町立天満南小学校で13日午後、児童たちが一斉に日傘を差して集団下校する光景が見られた。本格的な暑さが続くなか、同校ではコロナ禍をきっかけに導入された日傘が、今では夏の暑さ対策として完全に定着している。

コロナ禍から始まった日傘配布

学校や町教育委員会によると、この取り組みの始まりは2020年夏の新型コロナウイルス禍にさかのぼる。当時、臨時休校が続いた影響で夏休みが大幅に短縮され、例年なら登校しない真夏の7月下旬から8月にかけて通学が必要となった。これを受け、町は児童の安全対策として、町内の5小学校に約1700本の日傘を提供した。当時は感染防止のため児童同士が距離を保つ目的も兼ねていたという。

現在は暑さ対策の必需品に

現在、天満南小学校には約130本の日傘が保管されており、雨の日には通常の傘としても使用できる。最近では家庭で用意した日傘を持参する児童も増えており、13日もほぼ全員が日傘を手に帰路についた。同校ではさらに、暑さ指数(WBGT値)を児童の目につきやすい職員室前に掲示し、全教室にエアコンを設置。下校前には水分補給を促すなど、複合的な暑さ対策を進めている。

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地域全体で広がる熱中症対策

稲美町のこの取り組みは、学校生活における熱中症対策の一例として注目される。近年、全国の学校で登下校時の熱中症リスクが問題視されるなか、日傘の活用は手軽で効果的な対策として評価されている。同校の児童からは「日傘があると涼しく感じる」といった声が聞かれ、保護者からも好評だという。

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