台風の発生が相次いでいる。日本列島を横断した15号に続いて、17号が来週以降に接近する恐れがある。15号は関東の東の海上から西へ進む異例のコースをたどり、11日に統計史上初めて茨城県に上陸した。強風などでけが人が出た。
17号は進路予測が難しく予断を許さない
小笠原近海で12日発生した17号は日本の東の海上を北寄りに進む見通しだ。16日までのお盆期間中に日本に接近する可能性は低いとみられるが、進路の予測が難しく予断を許さない。
台風はこれまでにないコースをたどったり、途中で急に進路を変えたりすることもある。過去の経験から大丈夫だろうなどと油断せず、最新の気象情報をこまめに確認し、早めの備えにつなげたい。沿岸部では高波や高潮の恐れがあり、海水浴に出かける人は十分に注意してほしい。
今年の台風は平年より速いペースで発生
今年の台風は平年より速いペースで発生している。日本付近は太平洋高気圧の張り出しが弱まるなどの影響で発生しやすい状況になっているという。8月から9月は年間で最も台風が多い時期である。大雨や洪水、土砂災害などへの警戒が引き続き必要だ。
5月に始まった警報などの新しい発表方法についても改めて確認しておきたい。名称の最初に5段階の警戒レベルを併記することで、取るべき行動が端的に分かるようになった。例えば最も危険な大雨の場合は「レベル5大雨特別警報」が発表される。レベル5は災害が既に発生したか切迫している非常に危険な状況を示す。命を守るため今より安全な場所に直ちに移動する必要がある。
早めの避難が命を救う
その次に危険度が高いのは「レベル4大雨危険警報」だ。自治体が避難指示を出す目安となるもので、危険な場所から全員の避難完了が求められる。このためレベル3の警報の段階で避難の準備が必要だ。
暴風や大雨が起き始めてからの避難はとても危ない。特に中小の河川は水位が短時間で上昇しやすい。土砂災害は発生してからでは避難できない。早めの避難が命を救うことを肝に銘じたい。
水害は地震と同様に全国どこでも起こり得る。地域の災害リスクをハザードマップで確認し、避難所の場所や自宅からの移動ルートを普段から確かめておくことが大切である。



