天養寺観音堂の再建完了 飯豊町で落慶法要
天養寺観音堂の再建完了 飯豊町で落慶法要

2022年8月の豪雨で損壊した飯豊町中の県指定文化財「天養寺観音堂」の再建工事が完了し、7月16日に落慶法要と例祭が営まれた。

室町期以来の歴史を持つ観音堂

観音堂は、室町期の応永21年(1414年)に再建されたとの記録が残る町最古の建造物。置賜三十三観音の一つで、地元では「中村観音堂」として親しまれてきたが、豪雨災害で裏山が崩れるなどして甚大な被害を受けた。地元保存会が直後から復興に動き、様々な支援を受けて再建を果たし、参道の整備も進めた。

落慶法要と例祭で完成を祝う

7月16日には落慶法要と例祭が営まれた。観音堂には100人ほどが集まり、町立第一小の3年生の児童らが、高さ1・5メートルほどの修復記念碑の土台に石を積んだり、除幕のひもを引っ張ったりした。再建後の例祭は初めてで、御詠歌の披露のほか、本尊の県指定文化財「木造聖観音立像」も特別に開帳され、完成を喜び合った。

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参加した男児(8)は「観音堂には初めて来た。歴史があってすごく、大人になったら引き継いで守っていきたい」と話した。保存会代表の長岡英雄さんは「倒壊した惨事は脳裏に刻まれている。観音堂は本当に地域の守り神だと思い、感謝しかない」と感慨無量の様子だった。

県の宝として未来へ

観音堂は2025年、「先人とのつながりを感じられる場所」として、県の「未来に伝える山形の宝」に登録されている。

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