戦後81年となる中、戦争を知らない世代に改めて平和について考えてもらう「佐賀市平和展」が14日、佐賀市立図書館で始まった。18日までの期間中、歴史や文化の継承活動を続けるグループによる講話やパネル展示などがある。
今年で35回目、佐賀空襲の講話に約50人
終戦記念日の時期に市が毎年開いており、今年で35回目。14日は、終戦間際に同市を襲った佐賀空襲などについて、住民グループ「諸富花いちもんめの会」が戦争体験者から聞き取った話を紹介する講話があり、約50人が参加した。
同会によると、佐賀空襲は1945年8月5日午後11時半すぎから6日午前1時頃にかけて行われた。旧川副町、旧佐賀市、旧諸富町などを襲い、死者約60人、焼失家屋約400戸の被害が出たとされる。
継承の大切さ訴える、高校生の参加も
講話では、祖父と父が軍人だったという同会事務局長の小柳春良さん(80)が登壇。「私も戦争を知らない世代だが、継承活動を続けている。皆さんも何らかの形で継承していってほしい」と訴えた。
講話を聞いた佐賀市の県立佐賀西高2年三島夏輝さん(17)は「知らない話も多く、平和について考えるきっかけになった」と話していた。
パネル展示や演劇、無料で参加可能
また、会場では、同会が制作した「昭和100年」の歴史をたどるパネル展示や、同市遺族会などによる戦争資料の展示も始まり、親子連れらが真剣な表情で資料に見入っていた。
同会の講話は16日午前11時40分にも実施。ほかに、期間中に劇団「SA―GA」による演劇「神風の詩(うた)」(15日午後1時)、市遺族会の朗読劇(16日午前11時15分、18日午前11時)、高校生平和大使が登壇する「平和のつどい」(16日午前10時半)などがある。いずれも無料。
開館時間は午前10時~午後7時(16日は午後5時まで)。17日は休館。問い合わせは市総務法制課(0952・40・7010)へ。



