フランス南部マルセイユの駐車場で、車内に放置された1歳6か月の乳児がぐったりしているのが見つかり、搬送先の病院で死亡した。医療施設が26日に明らかにした。記録的な熱波に見舞われるフランスでは、今週に入り暑い車内に子どもが放置される事故が相次いでいる。
事故の経緯と状況
救急当局によると、23日に車中で熱中症が疑われる乳児を発見したとの通報を受け、現場に急行した。乳児が死亡した正確な日時は明らかにされていないが、地元紙ラ・プロバンスは24日と報じている。消息筋2人が匿名を条件にAFPに語ったところによると、大学病院で働く職員が自分の子どもを車内に置き忘れたとみられる。
記録的な猛暑と連続する死亡事故
フランスでは23日、全国の1日を通じた平均気温が29.8度に達し、1947年の観測開始以来最も暑い日となった。しかし24日には同気温が30度に達し、2日連続で過去最高を更新。同日、パリでは最高気温40.3度を記録した。
今週の子ども死亡事故はこれで3件目。24日夕方にはパリ郊外サングラシアンの自宅に駐車した車内で、3歳の男児が暑さで死亡した。男児は父親に昼寝をするよう言われたが、少なくとも45分間にわたり両親の目を盗んで車に乗り込み、チャイルドロックがかかった車内に閉じ込められた。発見時はぐったりしており、両親と消防隊が蘇生を試みたが死亡した。当時、母親は第2子の1歳6か月の乳児と一緒に昼寝中で、父親は庭の小屋で作業をしていた。
22日には南部カルパントラの住宅街の駐車場に止められた家族の車から、2歳と4歳の子どもの遺体が見つかっている。
熱波の影響と警告
気象予報士らは、先週から始まった今回の熱波について、全国で約1万5000人が死亡した2003年の記録的な熱波に匹敵する可能性があると警告している。



