大阪市は25日、6月下旬の大雨で排水ポンプが水没した市内最大の雨水排水施設について、排水機能の完全復旧が令和11年度になる見込みであることを明らかにした。市は、水没の原因究明や再発防止策を議論する有識者会議を立ち上げる。
全6台のポンプが水没
水没したのは「住之江抽水所」(住之江区)の全6台のポンプ。横山英幸市長は、部品の交換で復旧するのか、全体の取り換えが必要となるのかを、9月中に判断すると表明した。
25日の市議会建設港湾委員会で、市は有識者会議で年内をめどに原因などについて取りまとめると説明。ポンプのうち1台は分解修理で復旧できる可能性があるとし、残り5台を交換した場合、完全復旧は11年度末になるとの見込みを示した。
市長「可能な限り早く進めなければ」
横山市長は記者団に「復旧に向け可能な限り早く進めていかなければならない」と述べ、9月議会で補正予算案を提出する可能性を示唆した。
住之江抽水所は、地下の「なにわ大放水路」でためた雨水を河川に排出。処理が追いつかず地上にあふれる「内水氾濫」などの水害を防ぐ役割を担う。



