2026年上半期の自然災害損失、1000億ドルに減少 スイス再保険
2026年上半期の自然災害損失、1000億ドルに減少 スイス再保険

スイスの再保険大手スイス・リーは11日、今年上半期に世界中で発生した自然災害による経済損失額が推計1000億ドル(約16兆円)に達したことを明らかにした。前年同期から大幅な減少となった。

損失額は前年同期比で大幅減

同社の最新レポートによると、米国での大型低気圧や、6月にベネズエラを襲った致命的な地震があったものの、損失額は2025年上半期に記録された1520億ドル(約24兆円)を大幅に下回った。また、過去10年間の同期平均と比べても10%低い水準となった。

後半はハリケーンと森林火災のリスク

しかし、保険会社の保険を引き受けるスイス再保険は、自然災害による損害は主に北大西洋のハリケーンの影響によるもので、年の後半に拡大するケースが多いと指摘した。

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一方、欧州では6月以降の深刻な猛暑により森林火災シーズンが早期に到来しており、フランスやスペインではすでに数千棟の住宅や事業所、インフラが焼失している。

同社は「欧州における保険支払い対象の損害額のうち、森林火災リスクが占める割合はこれまで比較的少なかった。しかし、世界的に見れば最も急速に増大している気象リスク」だと分析する。

エルニーニョ現象の影響も懸念

また、今後の見通しとして、今年後半にピークを迎えると予想されるエルニーニョ現象により、気象関連災害による損害がさらに拡大する可能性があると警告している。

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