長雨でマツタケ豊作、長野県内で昨年半値の店舗も 販売本格化
長雨でマツタケ豊作、長野県内で昨年半値の店舗も

長野県内各地でマツタケの販売が本格化している。凶作だった昨年から一転、今年は長雨の影響などで豊作となり、半値程度で販売する店舗も出ている。信州の秋の味覚を求め、大勢の客でにぎわっている。

豊丘村の道の駅では平年の1.5倍を販売

県内有数の産地である豊丘村の道の駅「南信州とよおかマルシェ」では、平年より1週間ほど早い14日に販売が始まった。25日時点で平年の1.5倍となる1日あたり約300パックを販売している。同村や喬木村など周辺で採れたマツタケ約100~200グラムごとに、昨年の半値にあたる3000~6000円ほどの値が付けられている。

開店前から夫婦で並び、3パックを手に入れた滋賀県長浜市の自営業の男性(53)は「安くていい品を買えた。土瓶蒸しにして食べたい」と満足げだった。

雨が多い日が生育に適した環境に

同駅の片桐明駅長(64)によると、9月に入ってから雨の日が多く、山の土がマツタケの生育に適した水分量や温度になっているとし、「比較的手頃な価格なので、多くの人に味わってほしい」と話す。

東信地域も豊作といい、青木村の「道の駅あおき」は、昨年行っていた1人1パックの購入制限を今年は取りやめた。すでに昨年販売した約1300パックを超える2000パック以上が売れているといい、10月10日頃までの入荷を予想する。

同駅の若林崇弘社長(67)は「昨年は買いたくても買えない人もいて心苦しかった。その分今年は存分に味わってほしい」と語る。