外来カミキリ甲州で食害、県が薬剤費支援検討
外来カミキリ甲州で食害、県が薬剤費支援検討

モモなどの樹木を食い荒らす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」が県内で確認された問題で、甲州市で果樹の食害が確認されたことが県への取材でわかった。個体が確認された範囲も広がっており、県は被害拡大防止に向けて、農家などが防除のために購入する薬剤の費用を負担することも検討している。

発生状況と被害

県自然共生推進課などによると、県内では7日、大月市の公園でクビアカツヤカミキリが初確認され、15日には甲州市の果樹園でも2匹が確認された。両市と甲府市では相次いで個体が確認されており、発見数は20日現在で計16匹に上るという。このうち甲州市のモモ園などでは計11本の果樹で食害が確認された。

県の対策と知事の要請

今後、さらなる拡大も予想されるといい、県では農家に対して果樹園の一斉点検などを呼びかけるとともに、防除のための薬剤の購入費を支援する検討を始めているという。長崎知事は21日、定例記者会見で「発生初期の迅速な対応が重要」とした上で、「準備が整い次第、速やかに農薬散布してほしい」と求めた。

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JAグループの要請

また、この日はJAグループ山梨が県に、市町村への防除働きかけなどを求める要請書を提出した。JA山梨中央会の小池一夫代表理事会長は取材に「全国一のモモ・スモモの産地である山梨県にとって大変な危機。農家や一般の方にもご協力いただきながら、8月の成虫の発生期までに防除したい」と話した。

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