北海道に全国の都道府県で初となる「長寿防災タスクフォース」が設置され、5月29日に札幌市内で本部チーム会議の初会合が開かれました。このタスクフォースは、特殊詐欺被害の約8割を占めるオレオレ詐欺をはじめとする長寿詐欺の抑制を目指して設立されました。重点支援対象として、函館市、旭川市、恵庭市、当別町、足寄町の5市町が今年度選ばれています。3カ年計画でICT技術を活用した長寿詐欺対策の高度化を進め、特殊詐欺の抑制を目指します。
会議の詳細と今後の展開
会議には、北海道警察や北海道、重点支援対象の5市町の首長、関係機関・団体などが出席しました。各市町の対策強化プログラムの検討などが行われました。道によると、2024年度の北海道の特殊詐欺被害額は64億6900万円で、このうちオレオレ詐欺による被害額は全体の8割を占める52億7700万円となっています。鈴木直道知事はこの日の定例記者会見で、「昨年度のオレオレ詐欺の認知件数は過去最高の15万8000件だったが、目標の18万5000件には達していない」と指摘。「5市町の取り組みがモデルケースとなるように必要な支援を行い、タスクフォースと連携して長寿詐欺防止対策に取り組む」と述べました。
地域チームの活動
北海道によると、今後は重点支援対象の5市町に設置される「地域チーム」に技術的助言などを実施します。地域チームは関係機関・団体と取り組みの進ちょく状況の共有などに取り組むとしています。この取り組みを通じて、全国のモデルとなるような効果的な対策を構築し、高齢者を詐欺から守ることを目指します。



