公立中学校のクラブ活動を休日に地域で行う取り組みが今年度から本格化している。埼玉県上尾市ではすでに地域クラブが幅広い種目を担っており、全国トップ級の実績を持つ。
プロチームによる指導も
夏休みに入った7月の週末、上尾中学校では、プロバレーボールチーム「埼玉上尾メディックス」の選手やコーチが市内の公立中学に通う生徒を指導していた。これは、休日の中学生の部活動を担う「AGEO地域クラブ」の活動の一環だ。
参加者は全員がバレー部員というわけではなく、文化部や別の運動部のほか、部活に所属しない生徒もいるという。競技レベルには差があるため、練習のバランスには配慮し、苦戦する参加者には個別指導も行っている。
楽しみながら専門的な指導を
チームスタッフの田川紘美さんは「大事なのは専門的に教えつつ、楽しんでもらうこと」と話す。
上尾市の地域クラブは野球など22種目をカバーしており、全国でもトップ級の多さだ。市の競技団体主催の大会に参加する機会もあり、地域移行のモデルケースとして注目されている。
一方で、指導者確保や運営資金など、今後の課題も指摘されている。地域移行が進む中、上尾市の取り組みは他自治体の参考になると期待される。



