東大理Ⅲ合格者が実践「問題後はぼーっとする」最強の勉強法
東大理Ⅲ合格者が実践「問題後はぼーっとする」勉強法

東大理Ⅲ(東京大学理科三類)合格者たちが実践していた「意外な勉強法」が注目を集めている。それは、問題を解いた後、すぐに次の問題に取り掛かるのではなく、まず「ぼーっとする」時間を取るというものだ。一見すると非効率に見えるこの方法が、実は最強の学習戦略であると、一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事で『ドラゴン桜2』編集担当の西岡壱誠氏は指摘する。

情報を「通過させる」だけでは身につかない

多くの人は、問題を解いた後、すぐに次の問題に移ったり、解答を見て確認したりする。しかし西岡氏によれば、これでは情報が頭の中を「通過している」だけであり、記憶として定着しないという。「情報は、流れ込んできた瞬間に保存されるわけではありません。流し込んだあとに、それを自分の頭の中だけで、もう一度取り出してみる時間を取って、はじめて自分のものになります」と西岡氏は説明する。

「ぼーっとしている」ように見える数分間は、脳が情報を整理し、長期記憶に保存するための重要な作業時間なのだ。西岡氏はこれを「インストール後の保存作業」と表現し、この時間こそが学習の成否を分ける鍵だと強調する。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

英単語学習にも応用可能

この勉強法は、数学の問題に限らず、英単語の暗記などあらゆる学習に応用できる。多くの人は単語帳を何周も繰り返し読むが、これも「インストール」だけを繰り返している状態に過ぎない。西岡氏は「単語帳を一度閉じて、目を閉じて、『さっき覚えた単語、何個思い出せるかな?』と自分に問いかけてみる。これだけで、定着率がまったく変わります」とアドバイスする。

もしうまく思い出せなくても構わない。むしろ、思い出そうとして悩んでいるその瞬間こそ、頭が最も鍛えられている瞬間だ。歯がゆさを感じてから単語帳を開き直すと、前よりも内容が頭に染み込んでくる感覚が得られるという。

スマホ世代に特に有効な理由

この勉強法は、特にスマートフォンに慣れ親しんだ現代の学生にとって有効だと西岡氏は言う。スマホは情報を高速で処理することに長けているが、その分、立ち止まって考える習慣が失われがちだからだ。「ぼーっとする」時間を意識的に作ることで、情報を深く処理し、本当の理解と記憶につなげることができる。

西岡氏は、東大理Ⅲ合格者たちの共通点として、この「ぼーっとする」時間を大切にしていることを挙げる。彼らは問題を解いた後、すぐに答えを見るのではなく、自分の頭で考え、情報を整理する時間を惜しまない。この習慣が、難関試験を突破する力を養っているのだ。

「読んで終わり」が最ももったいない学習法だと西岡氏は警鐘を鳴らす。情報をインプットした後に、それを自分の言葉で再構築する「アウトプット」の時間を設けることが、効率的な学習の鍵となる。次に勉強するときは、ぜひ「ぼーっとする」時間を試してみてほしい。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ