「あいつ地頭いいよな」と言われる人には、ある共通点がある。それは、頭を使う際に過去の経験と目の前の状況を照らし合わせ、複数の知識を結びつけ、感情や直感も含めて考えながら「この状況ではこう判断すべきだ」という答えを導き出しているということだ。著者はこれを「動的な知性」と呼び、地頭の正体と位置づけている。
情報は3つのプロセスを経て知性に変わる
情報には3つのプロセスがある。すなわち、Information(情報)→ Knowledge(知識)→ Intelligence(知性)という変化だ。まず情報とは、「鎌倉幕府は1185年に成立した」「水の化学式はH₂O」「夏目漱石の代表作は『こころ』」といったバラバラで単発的な事実である。これらが体系化され、相互に関連づけられると知識へと変化する。
例えば、「鎌倉幕府の成立」という情報が、「武士の台頭」「平安時代末期の社会構造」「荘園制の発展」などと結びつき、歴史的な流れとして理解されるようになれば、それは知識にあたる。



