大学生の5人に1人が本や新聞を読まない…東大研究室の調査で判明した「読む・書く」と脳の関係
大学生の5人に1人が本や新聞を読まない…東大調査

東京大学大学院総合文化研究科の酒井邦嘉教授の研究室などが全国の18~29歳の学生1062人を対象に実施した調査で、学生の5人に1人が本や新聞・雑誌をまったく読んでいない実態が明らかになった。さらに、大学などの講義内容を記録しない学生が1割に上ることも分かった。

「若者は本を読まない」はどこまで本当なのか

これまで「最近の若者は、本を読まなくなった」と言われてきたが、デジタル機器が急速に普及した現在、紙の本だけでなく、スマートフォンやタブレット、パソコンで文章を読む人が増えている。こうした機器の使用が日々の読書や筆記に及ぼす影響については、十分な調査がなされてこなかった。

今回の調査は、一般社団法人応用脳科学コンソーシアムの共同プロジェクト「手書き価値研究会」による「書字と読書における使用メディアについてのアンケート」として実施された。対象は全国の18~29歳の学生1062人。調査では、新聞・雑誌に加え、文学作品(小説、エッセイ、詩歌など)、専門書・教科書、実用書、漫画、パンフレット・カタログなど、製本されたものをどの程度読んでいるかを調べた。WEBメディアについては、電子版の新聞、ニュースサイト、ウェブ雑誌、論文などを対象としている。

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「読まない・書かない」人ほど文章を理解できていない?

調査結果からは、単純な「読書離れ」だけではない実態が見えてきた。「読む」は入力、「書く」は出力と捉えられるが、その間に何が起きているのかが注目される。

「読まない・書かない」人ほど文章を理解できていない可能性が示唆されており、脳と「読む・書く」の密接な関係が浮き彫りになった。さらに、AIが普及すると、「考えていない」ことにも気づかなくなるという指摘もある。

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