東京都練馬区は10日、区立中学校の修学旅行費を今年度から無償化すると発表した。3年生計約4300人が対象で、すでに修学旅行を終えた生徒も含め、来年1月から1人あたり8万円を上限に支給を始める。保護者の所得制限は設けない。
保護者負担は最大7万8千円
区によると、昨年度の修学旅行における保護者の負担額は1人あたり最大7万8千円だった。来年度以降は物価の状況や旅行会社へのヒアリングを踏まえて上限額を決めていくという。
この日会見した吉田健一区長は、修学旅行費の保護者負担が大きくなっていることに触れ、「子育て世帯の経済的負担を軽減し、すべての子どもたちが安心して修学旅行に参加できる環境を整える」と述べた。9月の議会に約3億3千万円の補正予算案を提出するとしている。
都内で広がる無償化の動き
物価高が続くなか、学校の修学旅行費の無償化に踏み切る自治体が東京都内で相次いでいる。子育て世帯の負担軽減を目的に、所得制限を設けないのが特徴だ。保護者負担が年々増加していることを受け、各区が支援に乗り出している。



