文部科学省は、政府の成長戦略で重点を置く人工知能(AI)・半導体など「戦略17分野」を研究する理系大学院の修士課程に在籍する学生に、1人あたり年額最大280万円の経済的支援を行う方針を固めた。毎年1万1000人規模で来年度から7年間支援する。
大学院が研究補助員として雇用
大学院が学生を研究補助員として雇用する形で支給し、高度な専門人材の育成につなげたい考えだ。修士学生への経済的支援を巡っては、在学中に授業料を徴収せず卒業後の所得に応じて納付する「授業料後払い」や授業料免除といった制度があるが、学部や博士課程の学生に比べて手薄だった。
生活費にも充てられ、学業・研究に専念しやすく
修士学生への新たな支援は生活費にも充てることが可能で、学生がより学業や研究に専念しやすくなる。
ネットワークを通じた支援の仕組み
修士学生支援は、複数の大学院が共同で戦略17分野に関連した教育研究を展開する「ネットワーク」の枠組みを通じて行われる。文科省は計20のネットワークを指定する計画だ。対象となる学生は、ネットワークに参加する大学院に在籍し、博士課程への進学を目指していることが条件で、大学院が選抜する。



