宝塚退団→高卒認定→慶應大卒業 8年半の学び直しの軌跡
宝塚退団から慶應大卒業 8年半の学び直し

元宝塚歌劇団娘役の彩月さんは、退団後に高卒認定試験に合格し、慶應義塾大学経済学部通信教育課程に入学。出産・子育てを経ながら約8年半かけて大学を卒業した。その「学び直し」の軌跡を追う。

高卒認定試験に一発合格

彩月さんは宝塚退団後、四谷学院に通い、数学、生物基礎、世界史の3科目を学習。英語は英検資格で免除され、2017年8月、24歳で高卒認定試験に一発合格した。

学ぶ楽しさを知ったことが大学進学のきっかけとなった。「勉強する日々はすごく楽しかった。資格は受かったら終わってしまうのが寂しく、大学に入れば継続して学べると考えた」と振り返る。

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慶應大学通信教育課程へ

調べた中で慶應大学の通信制を知り、当時の学費が年間約10万円だったことや、教養のなさを痛感していたことから経済学部を選択。しかし、入学をSNSで公表後、卒業率が約3%と知り「やってしまったかもしれない」と思ったという。

慶應通信では難解な教科書を独学で読み解く必要があり、レポート提出が試験受験の条件。レポートの書き方も手探りだった。最初の2年間で取得できたのは英語2単位とスクーリング科目6単位の計8単位のみ。4000字の手書きレポートを不合格になることも珍しくなかった。

「経済学を学びたくて入学したが、最初の教養科目は論理学、地学、体育理論など未経験の分野ばかり。2年目から専門科目を履修しても手探りが続いた」と語る。

次ページでは、妊娠・出産を経ての学業継続について詳報する。

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