大学生の不登校、中退率2.10%と休学率2.95% AI中退予測が示す複合背景と大学に求められるケア
大学生の不登校、中退率2.10%と休学率2.95% AI中退予測が示す複合背景と大学に求められるケア

大学生の不登校の実態を考える手がかりとなるのが、文部科学省の「令和6年度学生の中途退学者・休学者数の調査結果」だ。AIを活用した中退予測に取り組む東京都市大学教授の白鳥成彦氏に、実態と予防策を聞いた。

中退率2.10%、休学率2.95%

「大学生の不登校」に明確な定義はないが、同調査によると、高等教育機関における中退率は2.10%。主な理由は「転学・進路変更等」「学生生活不適応・修学意欲低下」「就職・起業等」が上位を占める。

休学率は2.95%で、大学、短大、高専では増加傾向にある。休学の理由は「海外留学」「精神疾患」「経済的困窮」など多岐にわたる。

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「主たる理由」だけでは見えない複合要因

ただし白鳥氏は、こうした調査に表れる「主たる理由」だけでは実態を捉えきれないと指摘する。

「文科省の調査では、中退や休学の理由を1つ答える形になっています。しかし実際には、複数の要因が絡み合っているケースがほとんど。例えば、転学や進路変更という理由は一見すると前向きに見えるかもしれませんが、その背景には経済的な問題や学業面での挫折、友人関係のつまずき、大学生活への不適応などが隠れているケースもあります」

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