「不登校生動画甲子園 2026」の授賞式が24日、東京都内で開かれ、埼玉県の中学2年生、coco.112025さん(13)が最優秀賞に輝いた。第4回の今年は「わたしが見つけた居場所」がテーマで、不登校経験のある生徒が1分以内の動画で自己表現を競った。
「まさか受賞できると思っていなかった」
最優秀賞を受賞したcoco.112025さんは、昨年は観客席にいたといい、「まさか最優秀賞を受賞できるとは思っていなかった。動画を作る時に自分の負の感情と直面した。周りの大人、自分の母をはじめ、いろんな方たちが関わってくれて取れた賞だと思う。本当に感謝でいっぱい」とスピーチした。
作品「私の居場所」に込めた思い
作品「私の居場所」は、学校に居場所がなく、通い始めたフリースクールで友達に出会えたといった体験を詰め込んだ。動画の後半では、今はそのフリースクールを辞め、行きたい高校を見つけたと明かし、「居場所はずっと居なくちゃいけないものじゃない。私の居場所は私が決める」という自身のナレーションで締めくくった。
審査委員長・中川翔子さんの講評
審査委員長を務めたタレントの中川翔子さんは、自身も不登校の経験があるという。coco.112025さんの作品について「(13歳なのに)人生何周目っていうくらい、発する言葉、語彙力は自分の人生、未来をまっすぐ見つめている。フリースクールに行くことがすごいことなのに、そこから先の先まで見据えて行動して、言葉にして、動画にしている」と講評した。
各賞受賞者と背景
授賞式では、最優秀賞、特別審査委員賞、応援クリエイター賞、カタリバ賞、優秀賞の各賞受賞者に記念盾が贈られた。文部科学省が実施した令和6年度の調査では、小中学校の不登校は12年連続で増加し、約35万4000人に上る。
不登校生動画甲子園は、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」とNPO法人「カタリバ」(東京都中野区)が主催。不登校当事者の思いや経験、見つけた居場所などを発信してもらうことを目的に開かれている。



