松山駅西口の都市計画道路が開通、約60年かけ整備完了…にぎわい施設は遅れ
松山駅西口の都市計画道路開通、約60年かけ完成…にぎわい施設は遅れ

JR松山駅周辺の再開発事業に伴い、駅西口とフライブルク通り(松山環状線)を結ぶ都市計画道路「松山駅西口南江戸線」が完成し、14日、供用が始まった。再開発を巡っては、3月末に旧駅舎の撤去を終えた連続立体交差事業と合わせ、これで愛媛県担当分の整備が全て完了した。一方、松山市が担当する「にぎわい施設」の整備は遅れている。

約60年かけ開通、総事業費68億円

松山駅西口南江戸線は、県が1965年度に都市計画決定し、2007年度に計画変更。2016年度にようやく事業化し、約60年かけて開通にこぎ着けた。

片側2車線で、延長490メートル(このうち21メートルは市施工区間)、幅34メートル。これまで1車線だった市道を拡幅し、歩道や自転車通行帯を設けた。中央帯には将来の路面電車延伸を見据えて、幅6・5メートルの軌道スペースも確保した。

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駅西側に広がる住宅地から駅への交通環境が改善するほか、周辺道路の渋滞を緩和し、歩行者や自転車の安全確保につながると期待される。県施工分の総事業費は68億円。

高架化で市街地の分断解消、総事業費622億円

再開発では、県が立体交差事業として、2008年度から駅を中心とした2・4キロ・メートルの鉄道路線を高架化。周辺8か所の踏切がなくなり、駅や線路で東西に分断されていた市街地の交通環境が改善された。旧駅舎の撤去などを含めた総事業費は622億円。

駅周辺の景色が様変わりしつつある一方、にぎわい施設整備などはまだ完成像が見えてこない。

市のにぎわい施設整備は遅れ、知事が早期着手に期待

市は今年8月、にぎわい施設整備の協力事業者3社を決め、ようやく計画の具体化に乗り出した。アリーナ計画は見直しを強いられ、閉館する市民会館に代わる「新しい文化施設」の整備に計画を修正した。

中村時広知事は今月1日の定例記者会見で「県が進めてきた高架事業や道路整備と一体的に機能させることで真の効果が発揮される。一日も早く(市の事業が)進むことを願っている」と話した。

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