2025年度の鉄道混雑率ランキングでは、首都圏でラッシュ時の輸送人員が前年度より2000人以上増えた区間が11路線に上った。京成押上線と東京メトロ東西線は4000人以上の増加で、特に目立った増加を示している。
輸送人員増加の目立つ路線
東急田園都市線の池尻大橋→渋谷では2960人増、JR総武線各駅停車の錦糸町→両国では2500人増となるなど、かつて混雑率ワースト上位だった路線も含まれる。これらの路線はコロナ禍前の混雑率に比べれば緩和されているが、通勤需要の回復を示している。
混雑率ワースト路線の現状
混雑率ワースト1位は6年連続で日暮里・舄人ライナー、2位は西鉄貝塚線である。両路線に共通するのは、輸送人員は多くないが、車両が小型で編成両数が少なく輸送力が小さい点だ。日暮里・舄人ライナーはピーク時1時間当たりの輸送人員が8681人で、3位のJR埼京線(4万6870人)の2割以下。ゴムタイヤ式の小型車両5両編成で収容力が低く、2008年開業以来、増発や車両増備を進めてきたが大幅な混雑緩和には至っていない。



