大阪の鉄道ミステリー、南海の優しさや幻の近鉄車両に迫る
大阪の鉄道ミステリー、南海の優しさや幻の近鉄車両に迫る

15日放送のテレビ大阪『大阪43市町村を大調査!誰も知らんキング』(後6:58)は、「なにわの鉄道ミステリーランキング 2026・夏」を届ける。同番組は、今まで誰も調べたことのないテーマで大阪府43市町村を徹底リサーチし、番組オリジナルのランキングを作成、住んでいる人も気づかないような、大阪の魅力を再発見できるバラエティー。鉄道王国・大阪には、知れば知るほど興味深い謎が満載。そこで、多くの著書を出版する鉄道ジャーナリスト・伊原薫氏が、大阪府内の鉄道にまつわるミステリーをピックアップ。“気になる度”のランキング形式で紹介する。

御堂筋線「新金岡駅止まり」の謎

御堂筋線は、吹田市の江坂駅から、堺市のなかもず駅までを結ぶ大阪の大動脈。なかもず方面行きには、終点である「なかもず駅」の1駅手前で止まる「新金岡行き」がある。新金岡駅には大阪最大規模を誇る新金岡団地があるものの、実は御堂筋線で最も利用者が少ない駅。新金岡駅止まりがある真相は、実は新金岡駅となかもず駅の間には御堂筋線の大きな車庫があり、ここに向かう列車を新金岡駅止まりとしているからだという。その広さは、なんと約10万平方メートル、甲子園球場の約2.5倍。なぜこれほど広い車庫が必要なのか…。

阪急電車がマルーンを貫く理由

阪急以外の鉄道各社では、路線や特急・急行などの種類によって車両の色が異なることも多く、1社の中でもさまざまなデザインがある。一方、マルーンカラーでおなじみの阪急は、どの車両を見ても同じ色。特急などの種類による違いもない。この高級感あふれるマルーンは、栗の「マロン」に由来し、阪急ではこれより黒みがかった色を「マルーン」と呼ぶ。日本の鉄道創成期、国鉄をはじめ多くの会社では、蒸気機関車の煤などによる汚れが目立たない赤茶色の木造車両が主流だったという。しかし1960年代になるとステンレス車両が増え、各社が帯や明るい色で個性を出すように。そんな中でも阪急はマルーンカラーを変えなかった理由とは。

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南海電車の優しさ、近鉄の謎

南海高野線三国ヶ丘駅は、南海とJRの乗り換え駅で、1日の乗降客数はおよそ3万6000人と、南海高野線では堺東駅に次いで利用者が多い駅。にもかかわらず、上下線合わせて26本の列車が運行するうち、なんと16本が通過する(※平日午後3時台の場合)。停車するのは各駅停車と準急だけ。JRとの乗り換え駅なのに急行が止まらない理由には、実は南海の“優しさ”が隠されていた。

近鉄・布施駅は、全国的にも珍しい、線路が上下2層になった4階建ての大きな駅で、関西では唯一の構造。1階には近鉄百貨店、2階は店舗などが並ぶ改札フロア。そして3階には上本町と八尾方面を結ぶ大阪線、4階には難波と奈良方面を結ぶ奈良線が走っている。線路が上下2層に分かれていて、4階のホームは高さ約17メートルもあり、見晴らしも抜群。それにしても、なぜ布施駅はこんなに大きくなったのか、そこには深い理由があった。

本町駅の謎マークと幻の「モト」

御堂筋線や中央線、四つ橋線が通る本町駅。8番出入り口から地下へ降りていくと、「地下鉄乗り場」という看板の中に、謎のマークが。さらに駅構内をよく調べてみると、散水栓の蓋や消火栓の隅にも、消えかけた同じマーク。そして線路をよく見てみると、コンクリートにもこのマークが刻まれている。この不思議なマークは、一体、何を意味しているのか。

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近鉄では、普通に走っている電車とはちょっと違う、珍しい車両がある。それが「モト」。トラックのような見た目をしているという。「柏原市の鉄橋に現れるかも」との情報をゲットし、待ち構えていると…不思議な車両を発見。これが噂の「モト」。運行ダイヤは非公開で、月に1〜2回ほどしか走らない希少な車両です。そもそも「モト」とは、どんな役割を担う車両なのか。

阪神路線に近鉄特急が現れる理由

大阪市中央区に位置する阪神なんば線の桜川駅は、近鉄奈良線とつながっているため、近鉄電車の通常車両がやってくるのは日常の光景。しかし、近鉄特急の停車駅は阪神側にはないはずなのに、近鉄の人気特急「ひのとり」が…。ほかにも名古屋へ向かう特急「アーバンライナー」や、伊勢志摩へ向かう観光特急「伊勢志摩ライナー」など、近鉄を代表する特急車両が続々とやって来る。しかも、どの特急車両も「回送」で、桜川駅には停車しない。この駅から乗れないのに、なぜわざわざ桜川駅までやって来るのか、その理由を深掘りする。