夏の猛暑、暮らしの工夫で健康守る 軽装や早朝出勤、クーリングシェルターも
夏の猛暑、暮らしの工夫で健康守る 軽装や早朝出勤も

夏の暑さは年ごとに厳しさを増す一方だ。これまでの日常にとらわれず暮らし方を工夫することで健康を守りたい。

パリのファッション界も猛暑対応

熱波に襲われたパリで6月下旬、男性向けの最新ファッションを披露する「パリメンズコレクション」が開かれた。各ブランドの新作は、ハーフパンツとジャケットの組み合わせなど、猛暑に対応した服が目立った。

これまでだったら高級感に欠ける装いだと捉えられたかもしれないが、地球温暖化は高級ブランドの価値観も変えたようだ。

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「酷暑日」新設、過去最多の40度超

日本の温暖化も深刻の度を加えている。気象庁は今年から、最高気温が40度以上の日を「酷暑日」と呼んでいる。今年はすでに40度以上を観測した地点の延べ数が過去最多を更新した。

この暑さをしのぐには、日々の暮らしを見直す必要がありそうだ。コロナ禍を機にオンライン会議や在宅勤務が定着したように、より合理的な生活様式にもつながるのではないか。

軽装や早朝出勤、涼感を得る工夫

東京都庁では最近、ハーフパンツやTシャツなど、軽装で勤務する職員の姿がある。時と場合をわきまえれば、民間でも取り入れ可能な職場はあるだろう。相手が軽装でも、暑さはお互いさまだと受け止める寛容さがあっていい。

電車や道路がすいていて、涼しい早朝に出勤する、といった取り組みを進める選択肢もある。

安全への配慮が必要な工事現場のように、軽装が難しい場所での仕事では、ファン付き作業服を活用するなどして涼感を得たい。

小型扇風機「ハンディーファン」が増えているのも最近の夏の風景だ。ただ、繰り返し充電できるリチウムイオン蓄電池を使った製品が多い。リチウム蓄電池は高温や衝撃によって発火する事故が起きているので、注意が必要だ。

日傘は女性が差すイメージが強いが、男性も日傘を差して歩くと汗の量が17%減った、という実験結果がある。遮光性や遮熱性を高めた商品なども多く、活用している男性も増えている。

クーリングシェルターと被災地の熱中症対策

公民館やショッピングモールなどを、誰もが涼める「クーリングシェルター」に指定している自治体が多い。外出の際、暑さをしのげる場所がどこにあるかを事前に確認しておくことも大切だ。

熊本地震や千葉豪雨の被災地では、暑さの中で避難生活や復旧作業が続く。熱中症には引き続き警戒してほしい。他の地域でも、自治体が率先して真夏の災害に備えるべきだ。十分な水や塩分の備蓄などの対策が求められる。

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