夏本番を迎え、熱中症対策として塩分タブレットを持ち歩く人が増えている。しかし、自衛隊公式が「塩分タブレットだけの人危険です」と注意喚起する動画を公開し、話題を呼んでいる。実は、塩分だけを摂取すると体の水分不足が進行し、むしろ熱中症のリスクを高める可能性があるという。
塩分タブレットだけでは危険な理由
自衛隊東京地方協力本部の公式X(旧Twitter)アカウントは2026年7月8日、注意喚起の動画を投稿。動画内では「塩分チャージだけでは熱中症は防げない」と解説されている。その理由として、塩分だけを摂取すると体内の浸透圧が変化し、喉の渇きを感じやすくなるが、水分を同時に摂らなければ細胞内の水分が奪われ、脱水症状を悪化させる恐れがあると指摘。特に夏場はこの状態が続くと危険だとしている。
正しい摂取方法:塩分と水分をセットで
動画では「塩分をチャージしたら、水分もチャージする」ことが重要だと強調。塩分タブレットを食べた後は必ず水やお茶などで水分補給を行う必要がある。また、おやつ感覚で塩分タブレットだけを口にする人や、子供や高齢者にタブレットを与えただけで安心している人に対し、改めて注意を促している。
経口補水液の簡単な作り方
動画では、熱中症防止に最適な水分として経口補水液の作り方も紹介。材料は水1リットル、砂糖40グラム(大さじ4と1/2)、塩3グラム(小さじ1/2)で、これらを混ぜるだけで完成。スポーツドリンクよりも吸収が早く、脱水症状の改善に効果的だという。自衛隊は「いざという時にすぐ作れるよう保存しておくことをおすすめします」とコメントしている。
これからさらに気温が上がる季節、塩分と水分をセットで摂る習慣を身につけ、熱中症リスクをしっかり回避することが重要だ。



