南極大陸沿岸部の集団繁殖地(コロニー)で子育てをするアデリーペンギンは、食べ物にありつける場所が分からないとき、仲間の後をついて行く傾向があることが、総合研究大学院大などの研究チームの分析で判明した。
餌場の情報を得ることが群れをつくる理由の一つである可能性があるといい、社会生活がどのように進化したのかの解明に役立つことが期待される。研究結果の論文は、イギリス王立協会発行の学術雑誌に掲載された。
116羽に記録計装着、餌探しの「トリップ」を解析
論文の筆頭著者で同大大学院博士課程の今木俊貴さん(27)が、第65次南極観測隊員として南極・昭和基地に滞在していた令和5年12月から6年1月にかけ、基地の南約50キロにある「鳥の巣湾」のコロニーで調査を実施した。
調査では、116羽のペンギンに記録計を装着し、餌を探す「トリップ」とされる行動のデータを解析。餌場が分からない個体が、仲間の後を追って餌場に向かう様子が確認されたという。



