高市早苗首相は1日、非常災害対策本部会議で、熊本地震の被災地では今後40度に達する酷暑日が予想されるとして、避難所や在宅避難者の健康管理に万全を期す考えを示した。
「現地では今後、40度に達する酷暑日が予想され、熱中症やエコノミークラス症候群、食中毒などの恐れも懸念される」と述べた。
首相は、避難所に食料や水、液体ミルクに加え、クーラーや保冷シートなどの暑さ対策、仮設トイレ、汗拭きシートやおむつなどの衛生関係の物資を届けていると説明。「現地の要望をくみ取りながら取り組みを進めていく」と話した。
酷暑の中、被災地では
大きな被害を受けた八代市鏡町に暮らす髙田良子さん(67)は、夫とともに釜揚げシラスの水産加工業を営んできた。地震で工場と自宅は大きく傾き、室内には家財や資材が散乱した。余震の危険が残り、中へ入ることさえできない。
電気やガス、水道が復旧しても、自宅で再び暮らせる見通しはない。猛暑の中、変わり果てた我が家を見つめながら「何から手を付ければいいのか分からない」と途方に暮れていた。
自衛隊による入浴支援
陸上自衛隊は熊本市内に簡易シャワーを設置したほか、海上自衛隊も追加で設置する予定。防衛省は、入浴や宿泊、食料の支援を強化するため、大型船舶を八代港に寄港させる準備を進めている。
小泉進次郎防衛相は記者団に「入浴支援の方法としては浴槽とシャワーがあるが、夏の暑さの中ではシャワーの方がいいというご要望をいただいた。昨日は259人の被災者に利用いただいた」と述べた。



