最大震度7を観測した熊本地震の発生から11日で2週間となる。熊本県の災害対策本部によると、10日午後2時までに確認された人的被害は、死者39人(災害関連死疑いの1人、地震との関係を調査中の2人を含む)、重症24人など計211人。12市町で計6108人が避難を続けており、暑さが続く中での長期避難、生活再建への支援が課題となっている。
自治体別の死者と避難者数
自治体別の死者は、八代市20人、嘉島町7人、氷川町5人、宇城市3人、甲佐町1人。八代市では日本製紙八代工場で煙突が倒壊し従業員らが亡くなった。嘉島町ではイオンモール熊本で地震後に爆発が起き店舗従業員が犠牲となった。
避難者の内訳は、7月28日午後4時27分発生の地震で震度7を観測した宇城市が2935人、震度6強の八代市が2378人など。震度6強以上を観測した市町を管轄する消防本部の管内で、7月28日から8月9日までに計273件の熱中症搬送があった。
今後の暑さと健康管理
今後も17日にかけて最高気温が35度前後となる見込みで、気象庁は健康管理への注意を呼びかけている。
家屋被害と支援金
家屋の被害は、10日午後2時時点で全壊699棟、大規模半壊20棟をはじめ計2万1815棟(推計値含む)。県は10日、県内全域に被災者生活再建支援法の適用を決定し、国と都道府県が拠出した基金から、家屋が大きく被災した世帯に最大300万円の支援金を支給する。
ライフラインの復旧状況
電気はほぼ復旧し、現在は戸別で被災した電線などの修復が進められている。最大で8万戸近くあった水道の断水は、10日午後2時時点で約3万4千戸。解消は8月末になる見込みだ。ただ、井戸水を生活用水に使う家庭や事業所で、水が枯れたり濁ったりして使えなくなったままの場所も多いとみられる。



