宝永噴火の痕跡を断面比較、富士山世界遺産センターで企画展
宝永噴火の痕跡を断面比較、富士山世界遺産センターで企画展

富士山の登山シーズンに合わせ、宝永噴火の謎に迫る企画展「宝永噴火―噴火絵図と山肌に刻まれた痕跡から導かれる新たな噴火像」が、静岡県富士宮市の県富士山世界遺産センターで開催されている。会期は9月13日までで、常設展観覧料(一般500円)で入場できる。

12地点の堆積物断面を展示

企画展では、御殿場市や小山町など12地点から収集した、宝永噴火による堆積物の断面を展示。地点ごとの堆積物の違いを噴火地点からの距離で比較できるようになっている。これにより、噴火の規模や被害の広がりを視覚的に理解することが可能だ。

新たな噴火像を提示

同センターの小林淳教授は「爆発的噴火の直前にも噴火があり、それによって小規模な火砕流が発生していたことがわかる」と解説する。会場には、刻々と移り変わる噴火の様子を記録した絵図や文書も並び、当時の状況を詳細に伝えている。

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宝永噴火とは

1707年(宝永4年)に起きた宝永噴火は、富士山における最も新しい、最大規模の爆発的噴火で、江戸の街にも火山灰が降り積もった。今後懸念される富士山噴火のモデルケースとしても注目されており、防災の観点からも重要な研究対象となっている。

休館日は今月21日と8月18日。詳細は県富士山世界遺産センターの公式サイトで確認できる。

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