兵庫県公安委員会は、指定暴力団・山口組(神戸市灘区)と池田組(岡山市北区)に対する「特定抗争指定暴力団」の指定を、2026年9月7日をもって延長しないことを決めた。これにより、2022年12月から続いてきた両団体の抗争指定が解除される見通しとなった。
指定解除の背景
警察関係者への取材で明らかになった。両団体の抗争指定は暴力団対策法に基づき、3カ月ごとに延長の可否が判断されてきた。兵庫県公安委は20日、次の期限である9月7日をもって延長しないことを決定した。
警察関係者によると、山口組は2025年4月に兵庫県警に対し、対立抗争を一方的に終える意向を示していた。一方、池田組は組員が大幅に減少し、勢力が弱まっているという。兵庫県公安委はこれらの状況を踏まえ、凶器を用いた抗争事件などが発生する恐れは認められないと判断した模様だ。
解除後の影響と残る制限
抗争指定が解除されると、指定時に罰則付きで禁止されていた警戒区域(神戸市)での事務所の出入りや、おおむね5人以上で集まることなどの活動が制限されなくなる。
ただし、山口組は神戸山口組(兵庫県稲美町)や絆会(大阪府寝屋川市)との間でも抗争指定を受けており、神戸市などが警戒区域となっている。警察関係者は「活動が大幅に制限される状況は変わらない」と話している。



