大阪市大正区の海上に浮かぶ台船で15日に発見された女性の遺体について、大阪府警は17日、死因がひものようなもので首を絞められたことによる窒息死であると発表した。府警は遺体の状況から、何者かが女性を殺害した後、台船上に架かる「なみはや大橋」から落とした可能性もあるとみて、殺人容疑で捜査を進めている。
発見の経緯と現場の状況
発表によると、15日午前7時30分頃、大正区と港区を結ぶなみはや大橋の下の台船で、作業員の男性が「人が倒れている。意識がなく頭から出血している」と110番通報した。女性は寝間着姿ではだしで、あおむけに倒れていたという。
司法解剖の結果、女性は40~60歳代とみられ、首に圧迫された痕があり、両脚を骨折していた。死亡推定時刻は15日午前0時頃とされる。府警は女性の身元特定を急いでいる。
捜査の焦点と背景
現場は大阪メトロ中央線大阪港駅から南東約2キロの工場や倉庫が立ち並ぶ地域で、深夜帯は人通りが少ない。府警は、遺体の両脚骨折が高い場所からの落下を示唆しているとして、なみはや大橋(高さ約30メートル)から投げ落とされた可能性を重視。首の圧迫痕と合わせ、殺人事件として捜査を本格化させている。
「遺体の状態から、橋から落とされたと推測される。首を絞められた跡もあり、殺害後に遺棄された可能性が高い」(捜査関係者)。府警は現場周辺の防犯カメラの解析や、行方不明者情報との照合を進めている。



