早明浦ダム(高知県)の貯水率低下に伴い、香川用水への供給量を50%削減する「第3次取水制限」が19日午前9時に開始された。2022年以来4年ぶりの措置で、水道用水不足を補うため、三豊市の宝山湖と高松市の椛川ダムからの放流が始まった。
宝山湖からの放流、4度目の取水
宝山湖は1994年の渇水を受け、非常時に備えて2009年に「香川用水調整池」として整備された。約300万トンの水が貯められている。取水は2009年、2013年、2022年に続いて4度目となる。この日午前10時頃、管理する独立行政法人・水資源機構の職員が揚水機場のポンプ4台のうち1台を稼働させた。1日当たり約4万1000トンを香川用水に流すという。
椛川ダムも緊急放流、2度目の対応
椛川ダムは香川県が整備し、2021年に本体が完成。現在は試験的に貯水している。753万トンの水があり、緊急対応として336万トンを使用することを決定。この日に放流が始まった。2022年に続いて2度目となる。
県は「宝山湖などを活用すれば、必要な水量は賄える予定で、生活への影響は限定的だ」と説明。渇水対策本部は設置しないとしている。



