福岡県内の飯塚市、嘉麻市、桂川町の廃棄物を受け入れる新たなごみ処理施設の建設を巡り、ふくおか県央環境広域施設組合は10日、組合議会特別委員会を開き、9月に土木工事を開始するなどの事業スケジュール案を示した。
スケジュール案の内容
スケジュール案によると、土木工事については、立ち木伐採を9月に開始し、用地造成工事の実施設計を策定する。建設工事の準備も進め、来年10月には建設・運営事業者の公募も行う。施設の開設時期は具体的に明示されていないが、これまで目標としてきた2030年度から遅れるとみられる。
特別委員会では、組合は制度改正に伴い、着工が2028年度以降になると国交付金が大幅に削減されることも報告。従来計画の設計・建設費445億円を基に試算すると、交付金は130億円から約80億円にまで減るという。
議員から異論
議員からは「計画見直しについて結論が出ていないのにスケジュールが決まるのはおかしい」などの意見が出て、近日中に改めて特別委員会を開き議論することになった。
建設を巡っては、規模などについて組合議会が紛糾し、土地取得予算案の可決までに約11か月を要した。昨年11月、組合長の武井政一・飯塚市長が処理能力などの見直しを表明したこともあり、日程が遅れている。



